コマンドラインからIMPACTを使ってFPGAをコンフィグする

ノウハウ紹介

Linux版のISEを使っていて、それもターゲットホストがネットワークの向こう側だったりしたときは、IMPACTをコマンドラインで使うと便利です。

やり方は、このリンクのページを参考(というかそのままですが)にしました。

まずはimpactがコマンドラインで起動できるように準備しましょう。

ISEをインストールすると、デフォルトでは /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/settings64.sh があって、これを読み込めば、環境変数を設定できます。

 

[root@localhost ~]# source /opt/Xilinx/14.4/ISE_DS/setting64.sh

impactを起動します。

[root@localhost ~]# impact -batch

Release 14.4 – iMPACT P.49d (lin64)
Copyright (c) 1995-2012 Xilinx, Inc. All rights reserved.
Preference Table
Name Setting
StartupClock Auto_Correction
AutoSignature False
KeepSVF False
ConcurrentMode False
UseHighz False
ConfigOnFailure Stop
UserLevel Novice
MessageLevel Detailed
svfUseTime false
SpiByteSwap Auto_Correction
AutoInfer false
SvfPlayDisplayComments false
>

コンフィグレーションのおまじないを入力しましょう。

> setMode -bs

> setCable -port auto

> Identify -inferir

> identifyMPM

> assignFile -p 1 -file config.bit

> Program -p 1

> quit

config.bitには、コンフィグに用いるbitファイルを指定します。-pオプションは、JTAGチェインの中でのデバイスの番号なので、実機のJTAGの構成にあわせてください。

 

うまくコンフィグできましたでしょうか?

 

うまくいったら、毎回手動で入力するのは面倒なので、これらをテキストファイルに保存して(ファイル名とimpact.cmdとします)、

[root@localhost ~]# impact -batch imact.cmd

とすれば、コンフィグが簡単にできます。

 

ちなみに、当社販売中のDigilent製JTAG-HS2でももちろんコマンドラインからコンフィグできます。

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