FPGAを疑似ディスク化しようプロジェクトのその後,なのですが,
昨年の6月に京都で開催されたRECONF研究会で発表した,AHCIコアをFPGA上に実装してソフトウェアからアクセスするコアの最もシンプルなバージョンのソースコードを整理しつつ,
GitHub - e-trees/e7ahci_simple
Contribute to e-trees/e7ahci_simple development by creating an account on GitHub.
にて公開の準備をはじめました.
現状ソースコードがあるだけで,実際に使うには,XilinxのPCIeコアと組み合わせる必要があります.今後は,Vivadoプロジェクトをつくるtclスクリプトを用意したいと思っています.
ちなみに,↓が昨年6月に京都で発表したときのスライドです.
公開版しているコードでは,NCQなFREADとFWRITEに対応しているだけなのですが,FPGA上のAXI空間を/dev/sdx越しに読み書きするのはもちろん,FAT32やext4でフォーマットしてマウントすることもできますので,ソフトウェアとFPGAのちょっとしたデータのやりとりには使える感じです.
なお,このコアの仕組みや使い方,応用事例について,10月14日のDesign Solution Forum 2016の朝一のセッションでお話しさせていただく予定です.
コメント